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計測機器【FLUKE Process Instruments社】
放射温度計
スポット型放射温度計は、対象表面からの赤外放射を読み取り、接触せずに一点の温度を瞬時に算出するセンサーです。センサーを当てられない高温部や搬送ワークでも、安全に表面温度を把握できます。
取得データは制御システムに送って記録・モニタでき、トレンド表示で変化の傾向も確認できます。さらに比率式(二色法)モデルなら、表面の見かけ変化や放射率揺らぎの影響を抑えやすく、安定した評価につながります。
熱処理炉・乾燥機・金属/ガラス加熱工程で、異常の早期発見と設定最適化に役立ちます。


Raynger 3I Plusの特長
- 産業用途向けの堅牢ボディ&落下耐性、長時間稼働の充電式運用に対応。
- デュアルレーザー等の照準機能で狙いが合わせやすい。
- 本体内でトレンド確認・最小/最大/平均などの演算表示が可能。
- データロギングとPC/スマホへのUSB・Bluetooth転送に対応。
メリット
- 高温現場でもその場で判断できる(トレンドとアラームで異常を即把握)。
- 非接触&長距離測定で安全確保と作業停止の最小化に貢献。
- 記録〜転送までが一台で完結し、点検報告の証跡化が容易。

小型デジタル赤外線温度計
- 超小型ヘッドと分離エレクトロニクスで機器組み込みに適した設計。
- -40〜1800°Cの幅広い測定レンジと多彩な光学系(近接・微小スポット)。
- 応答10〜130msクラスの高速応答。
- 周囲温度180°Cまで無冷却で使用可能(用途に応じて冷却/エアパージアクセサリ)。
メリット
- 狭い装置内や搬送ラインに省スペースでスマート実装できる。
- 微小部品・細線・フィルムなどの小さな対象を素早く正確に測れる。
- 高い周囲温度でも追加冷却の手間とコストを抑制。

Thermalert4.0シリーズ高温計
- -40〜2300°Cまでのモデル構成、金属・ガラス・樹脂向けの複数スペクトルを用意。
- 複数のインターフェースで対応
- 10msクラスの高速レスポンス時間、レーザー照準、ステンレス堅牢筐体。
- 遠隔設定・監視・フィールド校正・FW更新などのシステム機能。
メリット
- 既存設備に配線少なく導入でき、立ち上げ・保守の時間を短縮。
- 異なる生産工程に1シリーズで幅広く適用しやすい。
- 遠隔メンテ対応で現場の出張作業やダウンタイムを圧縮。

高性能赤外線放射温度計
- 高温域(〜3200°Cクラス)までカバーするモデル構成と高い光学分解能。
- イーサネット/Profinet/EtherNet/IP/RS-485/アナログなど産業プロトコルを網羅。
- ステンレスIP65筐体の堅牢設計、レーザー照準を搭載。
- 内蔵Webサーバ/専用ソフトで記録・監視・トラブルシュートが可能。
メリット
- 鉄鋼・ガラスなど過酷な高温現場で安定計測し、品質と歩留まりを底上げ。
- PLC/SCADAとそのまま接続でき、ラインのデジタル化を加速。
- 遠隔からプロセス全体を見える化し、異常の早期発見と停止時間の削減に寄与。
ラインスキャナ
フルーク・プロセス・インスツルメンツのMPラインスキャナ・シリーズは、生産ラインを流れる製品の横方向を一度に細かく連続的に測定し、帯状の温度分布をリアルタイムに描き出します。
得られた情報は数値やグラフとして利用できるだけでなく、温度差を色分けした熱画像として表示することも可能です。これにより、温度ムラや局所的な異常を視覚的に把握しやすく、迅速な対応につなげられます。

MPラインスキャナー(MP150/MP300)の特長
- 高速スキャン: 最スキャン速度: 最大150Hz/最大300Hz
- スキャン速度: 最大150Hz/最大300Hz
- データポイント: スキャンあたり1024ポイント
- 内蔵ラインレーザー: 高速調整可能
- リアルタイムサーマル画像提供
- エッジ間のサーマル画像と温度測定が可能
- 連続製造または個別生産に対応
- 最も過酷な環境での使用を想定して設計
メリット
- 設置コストの削減(内蔵ラインレーザーによる)
- 製品の規格遵守を徹底し、全体的な品質水準の底上げを実現
- 異常温度(ホットスポットなど)の早期検出
- エラー発生前の問題識別
設置型音響モニタ
SV600 設置型音響モニターは、工場や設備に固定や、ロボットやクローラー等の移動式で使用できる常時音響を監視するシステムです。複数のMEMSセンサーを組み合わせて周囲の音を捉え、空気漏れやガス漏れ、摩耗部品の異音といった微細なサインを可視化します。人の耳では気づきにくい音の変化を継続的に観測できるため、異常を早期に察知しやすくなります。

SV600 設置型音響モニターの特長
- 固定設置による常時監視:24時間体制で対象設備を見守り、音の変化を記録
- マルチマイクアレイ:方向性を持った収音で、異常音の発生源を絞り込み
- 音響マップ表示:強弱や周波数分布を色調で表現し、直感的に理解可能
- 闘値アラーム:設定した基準値を超えた場合に通知し、即時対応を促す
- 遠隔モニタリング対応:制御システムと接続し、集中管理にも活用可能
メリット
- 異常の早期発見:ガス漏れや劣化音を初期段階で把握し、事故や生産ロスを防止
- 保全コスト削減:不具合の兆候を先取りすることで計画的なメンテナンスが可能
- 品質向上:安定稼働の維持により製品不良や工程不良を低減
- 安全性の向上:危険領域に人が立ち入らずに監視でき、労働災害リスクを低減
- 運用効率化:監視を自動化することで、点検作業の省力化と人的負担の軽減に貢献